原発避難と国民の「不理解」をめぐって ちくま文庫 山下 祐介 市村 高志 筑摩書房ニンゲンナキフッコウ ヤマシタ ユウスケ イチムラ タカシ 発行年月:2016年11月09日 予約締切日:2016年11月08日 ページ数:416p サイズ:文庫 ISBN:9784480434005 山下祐介(ヤマシタユウスケ) 1969年生まれ。
首都大学東京准教授。
都市社会学・地域社会学 市村高志(イチムラタカシ) 1970年生まれ。
福島県双葉郡富岡町住民。
NPO法人とみおか子ども未来ネットワーク理事長 佐藤彰彦(サトウアキヒコ) 1964年生まれ。
高崎経済大学准教授。
地域社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 「不理解」のなかの復興(理解の難しい問題/復興とは何か? ほか)/第2章 原発避難とは何かー被害の全貌を考える(二つの避難から帰還政策へー事故からの2年を振り返る/避難の経緯とその心性ー何からどう逃げてきたのか? ほか)/第3章 「原発国家」の虚妄性ー新しい安全神話の誕生(原発立地は理解できるか?/「なんで原発のそばに住んでいたの?」 ほか)/第4章 「ふるさと」が変貌する日ーリスク回避のために(「ふるさと」を失ったのではない、「ふるさと」になってしまった/津波被害との違いー賠償と放射線リスク ほか) 福島第一原発事故後、廃炉の見通しもなく国は「新しい安全神話」を振りかざし、避難者帰還政策を進めている。
人を「数」に還元した復興や分かったつもりの国民の「不理解」がこの国をあらぬ方向へ導いている。
被災者の凄惨な避難体験と、原発自治体の暮らしの赤裸々な告白を、社会学者が読み解き、対話を積み重ねて「人間のための復興」とは何かを問い直す。
事故の本質を鋭く衝いた警世の書。
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